2020

サッカーを楽しんでいる人はたくさんいます。ちょっとした広場で子供たちが

笑顔いっぱいにボールを蹴っている姿を目にします。微笑ましい姿です。

誰からも指示されることなく、強制されることもなく、自由に思いのままに

ボールを追って楽しんでいます。


しかしながら、競技となりますと話は違ってきます。チームとして勝つために

感情的になり暴力や暴言という威圧的な行動をとる指導者を時折見かけます

(さすがに暴力はほとんど見かけませんが)。対象となった選手の顔から

楽しさは感じ取れません。楽しいはずのサッカーが・・・。


私たち4種委員会としましては、前述のような状況をゼロにしていくことも、

一つの使命であると考えています。そのための一手段として、「ウェルフェア

オフィサー」制度の推進をしているところです。 「ウェルフェア」とは、幸福、

快適な生活、福利を意味する英語です。サッカーを心から楽しむためには、

安心・安全であることは大前提であり、「ウェルフェア」を守るのが「ウェル

フェアオフィサー」です。現在4種委員会の主管大会におきまして、指定試合を

設け好ましくない行動に対して懲戒するのではなく、「ウェルフェアオフィサー」がリーダー的な立場となり仲間に気づきを伝えることで、誰もが安心してサッカーを楽しめる環境づくりを推進しているところです。


チーム関係者はもとよりサッカーに関わる方々には、この制度の趣旨を十分に

理解していただき、サッカーの現場から暴力や暴言などが無くなることを期待し、2024年度冒頭の挨拶とします