2018年度は、我が国のサッカー界における大きなイベントが2つありました。
1つは6月14日から7月15日にロシアで開催されたFIFAワールドカップであり、
もう1つは 1月5日から2月1日にUAEで開催されたAFCアジアカップでした。
それぞれの大会でサムライブルー(日本代表)は健闘したもののベルギーの壁、
カタールの壁に阻まれてワールドカップでのベスト4以上、アジアカップでの優勝
という 目標は残念ながら達成できませんでした。

目標は達成できませんでしたが、試合とは別の面で世界一に輝いたといっても
過言では ない出来事がありました。それは、敗退後のロッカールームでのことです。
7月3日、ベルギー戦での涙の敗退の後、ロッカールームをきれいにし開催国の
ロシアに 対して感謝の意を伝えるロシア語のメッセージを残しました。このことが
ツイートされ膨大な 数の称賛(いいね)が送られたとのことです。

また、同様にアジアカップでも2月1日の決勝戦でカタール代表に敗れはしましたが、
試合終了後、ロッカールームをきれいに掃除し、英語、アラビア語、日本語で感謝の
メッセージを残して日本代表は大会を去っていきました。このことがSNSで伝えられ
日本代表が世界中から称賛されたということです。

それ以前にも、応援に来たサポーターたちが観客席のゴミを拾う場面が多くの国で
取り上げられたことは皆さんもご存じのことと思います。この行為は、日本代表が
出場する大きな大会だけでなく、千葉県内で行われるU−12の大会や高校選手権
大会 などでもしばしば目にします。「来たときよりも美しく」、小学生の頃から学校教育
の場で長年にわたって言われ続けてきた言葉ですが、全てのカテゴリーで浸透して
いる ようです。日本人として誇らしく、そして本当に素晴らしいことです。

しかしながら、それに反してU−12の大会や活動において、いまだに大会の際、試合
会場 付近の施設への無断駐車や指導者の選手に対する暴言、審判の判定に対する
異議などが 毎年報告されています。

今一度、日本サッカー協会が発信している「リスペクト宣言」を取りあげたいと思います。
そこには、「リスペクトの本質を、常に全力を尽くしてプレーすること、そしてそれは
フェア プレーの原点であるととらえています。仲間、対戦相手、審判、指導者、用具、
施設、保護者、大会関係者、サポーター、競技規則、サッカーというゲームの精神、
それらサッカーを 取り巻くあらゆるいろいろな関係の中でとらえていきたいと考え、
『大切に思うこと』としました。」と記されています。

少年サッカーの指導、育成の立場にある指導者及び関係者は、選手が成長過程に
あること から、特に「リスペクト宣言」を念頭に置き、その具現を目指していくことが
望まれます。 このことを2019年度の千葉県サッカー協会第4種委員会としての重点
目標のひとつとして捉え、各事業を運営していきたいと思います。

公益社団法人千葉県サッカー協会第4種委員会
委員長:大久保 毅一